写真集制作の過程(1)

1994年の8月、生まれて初めてパスポートを手にし、成田空港から旅立ちました。
行き先はタイ・バンコク。友人の旅に同行するかたちでした。

数時間機内で過ごし、
バンコク国際空港(当時はドンムアン)に降り立った時は、すっかり日暮れていました。
ドンムアン空港は敷地に隣接して線路が敷かれていて、
何度かバンコクを訪問していた友人が「列車で市内へ行ける」というので、
バンコク市内まで列車で行くことにしました。

空港から一歩外へ出たときの異国の匂い、熱帯特有の空気感…今もハッキリ覚えています。

幅の広い幹線道路を鉄製の陸橋で渡ると、そこには駅があり、
野良犬がうろうろするなかを大勢の人々が列車を待っていました。

やがて、客車を10両以上も連ねた長距離列車が駅に到着。
どの車両も冷房などなく、乗り込むと窓全開で走り出しました。
窓から吹き込む夜風、次々と現れる物売りのたち…。
その光景は以前どこかで出会ったようでもあり、
それでいて、それまで感じたことのない列車の感触だったと記憶します。

この時から、自分のなかで何かが変わったのだと思います。

それから毎年1〜2回のペースでアジア各地の鉄道を訪ねる旅を続け、
早いもので19年の歳月が流れようとしています。


この度、アジアの鉄道を旅し、撮影してきた写真を綴った写真集が刊行されることになりました。
書名は I Love Train -アジア・レイル・ライフ- というタイトルです。

版元は、株式会社「ころから」という、今年1月に出発したばかりの小さな出版社。
代表の木瀬隆吉さんが私の写真を気に入ってくれ、
会社スタートの最初の出版物のひとつとして写真集を出してくれる運びとなりました。

20130216_2.jpg

↑「ころから」の木瀬さん。
束見本に表紙を巻いて、本としての感触を確認。

20130216_3.jpg

↑東京・北区赤羽にある事務所で打ち合わせ。
左はデザインを担当してくださったデザイナーの安藤順さん。

20130216_1.jpg

↑ページ構成、表紙まわり、解説ページ、タイトルデザインなどなど、、
意見を出し合って、話し合いを重ねて、一冊の写真集が次第に組み上がってゆきました。
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